ゆるり、FINAL FANTASY 10-2 冒険日記

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シーモア二世です。〜意味深なティアラ



来たくなかった。




来たくなかったんですけど、やっぱ行くべきかなぁと思って……




そう、新エボン党に。







着くや否や、いきなり
男性が声をかけてきた。




男性「おお、大召喚士様!



もしや私ども【新エボン党】に加わっていただけるのですかな」





いや、べつにそんな




男性「これは、なんとありがたいことで。



亡きブラスカ様もお喜びになられましょう」





ってか
父親の名前出すなよ




男性「さっそく我が党の議長を呼んでまいります。しばしお待ちを!」




って、あの、ちょっと……




リュック「強引だね」





ホントに。





だからヤなんだよ。
そもそも寺院の服が嫌だな。



もっとラフなの無いンすか?







ユウナ「ねえ、帰っちゃおうよ」




急にそわそわしはじめた
ユウナ




リュック「どうしたのユウナ?」




ユウナ「実はね、縁談があったんだ。相手は新の党首の息子って人



断ったんだけど! ほら、なんていうか



会っちゃったらイヤだな……




リュック「おお〜っ!」






いいネ、いいネ、
一度見てみたいね。





未来のお婿さんになる予定だった人だなんて♪












……









(゚ロ゚)







ま、まさか……





まさか、シーモアが出てきたりして……





ほ、ほら、
死人とかになっちゃったりしてさ、なんかさ




あの痛そうな頭でジャジャーンって!?







しかも何か、何故か頭が
赤色でさ、




「こんにちは。シーモア二世です」




とかって出てきそうジャン!?





パイン「確かに面倒そうだな。引き返すか」




そ、そうしましょう。そうしましょう。




ユウナに結婚申し込むヤツに限ってロクなヤツがいない。






と、その時!







「初めまして、ユウナさん。シーモアの弟、シーモア二世です」





時既に遅し―――!?





って、おぉ、普通の人だ。




バラライ「初めまして、ユウナさん。新議長のバラライです」




どうやら縁談のあった人は先日親子揃って辞職した様子。




バラライ「あの人たちは権力を独占しようとしたので、引退してもらったんです。



今は僕たち、若い連中の話し合いで党を運営しているんですよ」





その割には
建物内には老いぼればかりしかいなかったがな。






じゃぁそろそろ帰ろうかなとした時、
バラライさんは語り始めました。




バラライ「というわけで――



僕は大召喚士様のお相手ではないですから、ご安心を。」





あぁ、それはどうも……。




バラライ「もちろん皆さんが我が党に協力してくださるというのなら大歓迎です。」





さっきの男、「
ユウナ様が新エボン党に入ると涙ながらに申されていました



くらいの勢いで言ったな、
コノヤロゥ……。





バラライ「エボンに対して、複雑な思いがあるでしょうが……。



それを乗り越えて、力を貸してほしいと思っています。」





いや、だからそれは違……




バラライ「世の中が変わっていくとは言え、そう簡単には変われない人も多いのです。



僕たちは、そういう人たちの力になれればいいなと思っているんです。



それでは、僕は仕事があるのでこれで。



そうそう、古い時代のスフィアを見つけたら、ぜひ僕らに届けてください。



それでは。」






おぃおぃ、言うだけ言って帰っちゃうのかい? バラライさんよぉ。





どーしてこう、
エボンのヤツらっていうのは一方的なのですかね。




とりあえず新エボン党の建物に入ってみました。



バラライさんに再び話し掛けたら、ティアラを貰いました。






何気に結婚申し込みされている気がする……。





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