痴漢リーディング(短編)
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 高校時代のとある日の授業中。何故か怪しい話に変わっていって……?

<登場人物紹介>

英語の先生
当時妊娠中のギャル系のお姉さん先生。
面白い先生。

K先生
ホスト顔の英語の先生。昔ホストやってたって噂が立つほど。以前あるクラスで先生のファンに盗撮されてたほど、モテモテ?

すぐそばの男子
イケメン。




リーディングで問題を解いていると、ふいに痴漢の話題になった。









現時点妊娠6ヶ月の先生は、その痴漢談を語り始めました―――。










リーディングという授業中を背景に。


















「大学の時ぃ〜、ガラガラの電車で座ってたのね、
そしたらぁ、おじいさんが隣に座ってきたの〜」




「えっ、わざわざ隣に? キモーイ……」







クラスで盛り上がりながら話が続く。




「そしたら、何か太もも触ってきてぇ〜」








次々と上がる非難。そりゃそうさ。





いい歳して何やってるんだよおじいさん!!








誰もがそうあきれたその時!




「でも……。おじいさんだから、寂しかったのかなぁ……って……(遠い目)」











先生優しすぎ!!煤i゚ロ゚)





「えっ、じゃぁそのまま触らせてたの!?」







いや、それは有り得ないだろう!!








そしてもうひとつの話が満員電車内での話。


電車の中で不信な若い男がいたらしい。


「そうだねぇ、K先生くらい若い人でぇ」




って、同じ英語の先生を例え話に出しますか、普通!






「先生それはちょっと例えおかしいよ!!」





思わず湧き上がるツッコミ。


「あ、そっか〜。そういえばK先生も痴漢にあったんだってぇ〜」




……は?(゚ロ゚)












K先生って、じゃん。




ホスト系の顔した……。




マジで!?(゜△゜|||










しばらく盛り上がった後、今度は生徒たちが各自、話し始めた。




「わたしこの間さ、電車で…」


「今朝チョー最悪なんだけどぉ…」



「俺、痴漢捕まえたことがあってさ…」





次々と沸き起こる痴漢トーク








おいおい待ってくれよみんな。




今、リーディングの時間だよ?










英語のリーディングであって、




決して痴漢のリーディングではない。










次々とこと細かく状況を語りだす生徒たち。






ま、まじでイヤだぁ〜。(涙)




すると、すぐそばの男子が友達に……




「実はオレ、この前女の人に痴漢されたんだよ……」








マジでやめて―――!!!!










こと細かくザワザワと会話されるこの教室。




内容は痴漢リーディング授業。




言葉にも表現できません。








テストに出たりして。
はははは。(空笑い)












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