禁断の林檎パラダイス2(短編)
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 時は2004年3月×日。
卒業したてでノホホンとしていた頃。日々のノーマルを砕くような、すごいカラオケ大会が始まった……。

<登場人物紹介>

熊井ろうな
善良な抱き魔。
高校時代は何かしらバトルを繰り広げていた気がする。

<用語紹介>

りんパラ
椎名林檎パラダイス。略して林パラ。
ルールはひとつだけ。椎名林檎さんの歌を歌いまくること!

ミッキーというよりも、オールドミッキーが好きです。

今晩は、管理人RINです。








そう言えば、いつの間にやら椎名林檎さんのファンに成って居りました。

理由はあるんですけど……話しの路線が変わっちゃうので、またの機会に。







そんなある日、友達とカラオケに行くことになりました。





その子は高校1年のときからの友達で、リンクでもお世話になっている熊井ろうなさんです。





さてさて、林檎ファンになったのはいいけれど、内容が……。





歌詞がそもそも、毒っぷりがたくさんなんですよね。



最近のアルバムタイトルとか、思いっきり「○ーメン」とか言ってるし、




とにかくカラオケでは連続で歌いにくい……。













でも! ある特定の歌手さんに熱を上げたり、新しいアルバムの曲全部気に入っちゃったりすると、



ぶっちゃけ1番最初から最後まで唄いてェ!!という欲望が募ります。


でもでも、流石に相手の知らない曲(マイナーな感じの)を何時間もタラタラ唄うわけにもいかない。

なのでその点に関しては不燃焼気味なカンジだったんス。






ところがそのろうなさんと行くことになったカラオケってのが……そう。



林檎パラダイス2。


……え? なんで「2」なのかって?



それはもちろん、前回は「1」だったからなのダす。

前回は、他の健全な(!?)お友達も一緒だったので、林檎オンリーではなかったのです。






しかし今回はなぜかふたりきり。そして2!



うっふ〜ん。ドキドキデンジャラスー!










ふたりで決めました、その林檎パラダイス2……略して林パラ2のルール。






その壱。曲は林檎だけしか歌わない。




これが最高にして、林パラを楽しむ為の最低ラインのルール。










場所は高校の前のカラオケ。


なぜそこにしたかというと、ろうなさんメンバーカードをお持ちで、





フリータイムでも500円で済むからなのダス!!







……え。





……ってかフリータイムかよ! Σ(゚ロ゚|||









静かなカラオケ屋さん。



だってまだお昼前だもの。


でも考えてみて下さいよ、林檎さんの曲だけですよ?




次々と入れられる林檎の曲

部屋に流れるのは怪しい歌詞たち






「呼吸器官は満たされる」




「あなたには殺されても良いわ」




「女に為ったわたしが売るのは自分だけで」




「もっと奥まで突いて」




「ああ、機械に為っちゃいたいのに……」













あ、怪しい! 怪しすぎる!!! Σ(゚□゚|||




R指定の香りが漂っております。



トイレに行ったときに気づいたけど、



めっちゃ音漏れてるやん! この部屋!!








ホントおもしろいっすよ。(遠い目)





だって部屋の空気、めっちゃムラサキな感じなんですもの。


さすがに2〜3時間経って来た所で、「柑橘系パラダイスに変更してください(涙)」と願い、



ああ、唄いましたとも。ゆずをね。





その時の開放感といったら!



白い門を力づく開けた開放感だったよ!!


あぁ、青い空と、平和の白いハトが見えるぜベイベ☆



思わず「ただいま〜♪(号泣)」な感じでした。







ところがこの話しは終わらず。



約1週間後に成り行きでパラ3も開催。


中止になりましたが、4も始まりかけていました。




目指すは27くらい☆









……今しばらくは、そちらの世界に戻れそうに在りません。





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追申。また行こうね。(笑)

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